シリカゲル法による水没携帯電話の復旧に関する一検討

近年、携帯電話の水没による被害が増加している。
防水機能を持たない端末の場合、水没は、端末が使用不能に陥るばかりか、重要なデータの損失、ひいては、最悪の場合、人間関係まで喪失する危険性を含んでいる。
そのため、水没した携帯電話の復旧法には強い需要がある。
本研究では、水没した携帯電話を復旧させるための方法の一つとして提案された、シリカゲル法を実践し、その有効性を検証する。

水没した携帯電話の復旧法としては、ドライヤー等による熱風乾燥法[1]や、専用の薬剤で洗浄する方法[2]などが存在する。
しかし、[1]は家庭でも手軽に実践できるものの、熱で部品を変形させてしまうリスクがある。
また、[2]はリスクは低いが、専門の業者などに依頼する必要があり、比較的コストが高い。
これらに対し、家庭でも手軽に実践でき、低リスクかつ効果的な方法として提案されたのがシリカゲル法である。

シリカゲル法とは、水没した携帯電話とシリカゲルを密封容器に入れて端末内部に進入した水分を除去する方法の総称である。
以降では、同方式の有効性を検証するために行った実験とその経過について述べる。


実験のメモ
用意したもの:
・水没した携帯電話(水没直後電源入らず)
・ジップロックのプラスチックバッグ
・コンビニで買った煎餅

実験手順:
1. 煎餅の袋からシリカゲル袋を取り出す。
 (このとき、シリカゲル袋に付着した塩や油分を念入りに除去しておかないと携帯電話がべとべとになるので注意!)
2. 携帯電話からバッテリパック、SIMカード等を取り外し、可能な限り通気性を確保する
3. 携帯電話、シリカゲル袋をジップロックのバッグに入れ、密封する

上記の手順の後、携帯電話を放置し、経過を観察した。
以下にその経過を記したメモを掲載する。

■3時間後
バッテリを入れて電源ボタンを長押し。
バイブレータが作動した!「お、復活か!?」
が、画面には何も写らず。
そして、、、バイブレータがずっと鳴ったまま止まらない。。。(とどまーることを知らなーい♪)
再びばらしてジップロックへ。

■一日後
電源投入。
ん?なんか奥の方に写ってるぞ??
起動画面が見えるが真っ暗。
OSは起動したが、バックライトがつかない模様。
設定情報のプロビジョニングは行われたものの、電話は発信不能。
再びジップロックへ。

■(水没から)3日後
電源投入!
あれ?入らない、、、ついに死んだか?
ACアダプタ(またの名をアンビリカルケーブル)を接続、再び電源長押し!


。。。


おおおおぉぉぉおおおお、明るいいつものスプラッシュ画面が!!
暗証番号を入力して起動!!

復活!!発信もおサイフケータイもバッチリ!!


以上より、シリカゲル法を用いることで、水没した携帯電話の復旧が可能であることが確認できた。
また、今回の実験から、復旧には数日を要する場合があるということが示された。

シリカゲル法はその手軽さとリスクの低さから優れた方法であるが、効果が目に見えにくい為に完全復旧する前に諦めてしまう利用者も少なく

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中